法律無視で貸付けるヤミ金と言う所がある!絶対に近づいてはいけない
Aさんは多重債務を負っていてもうどの金融機関からもお金が借りれず途方に暮れていたところ、少し金利は高いが貸してくれるという消費者金融を見つけました。早速お金を借りて、急場を凌ぐことが出来一息ついたのですが、やはり高い金利のため、返済に行き詰り、滞ってしまいました。そこに現れたのが怖いお兄さんたちです。そこからAさんの地獄が始まりました。毎日毎日厳しい取り立てで、一家離散に追い込まれることになってしまいました。
恐怖を感じるような取り立てはない
この話はフィクションで、実際には相手に恐怖を与えるような取り立てが行われることは通常ありません。もしあった場合には法的に処罰の対象になります。しかし、現在の様に法的にこのような取り立てが禁止されたのは最近のことで、以前消費者金融がまだサラ金と呼ばれていた時代には、多くのサラ金でこのような怖い取り立てが行われていたのです。このために自殺に追い込まれるような人もいて、『サラ金地獄』というような言葉も生まれました。
サラ金がすべてまともな消費者金融になったわけではない
サラ金にもピンからキリまであってその当時から極悪なところもあったり、良心的なところもあったのですが、共通しているのは何らかの形で裏社会と繋がりを持っていたということです。現在では当然違法ですが、当時の金利の規制は緩く今から考えるととんでもない金利がまかり通っていたのです。それが前記のような言葉を生み、次第に法的な規制が強くなっていくことになります。そこですべてのサラ金に順法精神があればよかったのですが。そう言う訳には行きませんでした。
(⇒サラ金はまっとうなところばかりではない)
ヤミ金として生き残る
普通の業界であれば、法的規制が行われれば、法律を守らないような業者は消えていくことになりますが、これが金融業界となると話が違います。必要に迫られる利用者があるかぎり、そのような人に貸付ける金融機関は必ず現れます。違法に高い金利設定や、怖い取り立てが行われていようともです。これらの業者がヤミ金と呼ばれるもので、どんなに規制されても、しぶとく生き残っています。しかも外目には立派な店舗を持っているところさえあります。
中小の消費者金融も危ないところが有る
一見まともで金利も上限内に収まっていたとしても危ない場合があります。前記の様に消費者金融は以前は何らかの形で裏社会と関係が有りました。大手の消費者金融は上場する段階でそのような関係は切っていますが、中小の場合には上場と言う契機が無かったために関係が続いているところもあります。このためこれらの消費者金融では回収が難しくなると少し割引いた値段で債権を裏組織に売ってしまい、裏組織が徹底的な取り立てを行うような場合もあります。
ヤミ金に関わってはいけない
このようなヤミ金や裏組織に関係のある消費者金融で借りてしまうと、冒頭のAさんのようなことになりかねません。このような金融機関には絶対に関わってはいけないのです。初心者の場合には銀行や大手と言われる消費者金融が安心でしょう。すでに多重債務に陥っていて借り入れが難しいという場合には、弁護士に相談して債務整理を行うようにしましょう。無理して借りても返せる見込みはありません。債務整理は良いイメージはありませんが法的に人生をやり直せる安全弁の意味合いもあるのです。