アイフルには無人店舗が有る!申し込みのほか借入や返済もできます
現在の消費者金融は、今でもこう呼ぶ人もいますがサラリーマン金融(通称サラ金)と呼ばれていました。この頃は殆どの業務を窓口で行っていて、中に入ると金融機関とは思えないような雑然とした一種独特の雰囲気が有りました。また金利が高く返済が出来なくなると怖いお兄さんが来て厳しい取り立てが行われるという漠然とした認識が一般的に持たれていて、お金に困ってやむにやまれぬ人を除いては、そうそう利用しようとは考えないところでした。
事業拡大に向けて自動契約機開発
しかしサラ金も企業ですから、事業は拡大したい訳です。このためサラ金側も色々と調べた結果、企業イメージが良くないため窓口に並ぶこと自体が憚られることが分かってきました。そこで考えられたのが契約の自動化です。当時借り入れはATMの普及から窓口でなくても出来つつありましたが、申し込みはやはり窓口でしか行えませんでした。そこで某消費者金融が自動契約機を設置したところ契約者数が飛躍的に伸びたため各社一斉に自動契約機を設置するようになりました。
(⇒契約者数増加に貢献した無人契約機)
店舗改装
次に入るのも憚られる雑然とした店舗の改装に取り掛かります。それまで客はお金に困って来るのだから店舗などどうでも良いと考えがちでしたが、入りずらいという意見を受け、誰でも入れる店舗を目指して、各サラ金は店舗の改装を行います。これによって清潔な雰囲気ができ、これがかつてのサラ金かと思うような店舗になっていきます。この頃から悪いイメージの付きまとうサラ金と言う呼称が消費者金融と呼ばれるようになっていきます。
女性の登用
しかしこの頃はサラ金と言えば怖いお兄さんを思い浮かべる人が大多数でしたから、いくら店舗を改装しても大きな顧客獲得には繋がりません。そこで窓口など顧客に接する部分には女性を登用したり、TVCMで若い女性タレントを起用して消費者金融自体のイメージを変えていくような戦略で利用者拡大を図ります。中には女性だけの店舗を持つところも現れるようになりました。これが功を奏して消費者金融のイメージは徐々に変化し利用者は拡大していきます。
無人店舗の登場
ここまででほぼ現在の形式の消費者金融が出来上がりましたが、この間ATMや自動契約機の高度化や審査スピードのアップなど技術革新が進んでいき、最近ではそもそも人がいなくても店舗の機能を維持することが出来るようになってきています。そこで登場したのが無人店舗です。もちろん金融機関ですから警備上の問題が有り、完全に無人と言う訳にはいきませんが、業務については無人化されています。アイフルではホームページ上の店舗一覧で無人か有人かを確認できるようになっています。
今後の展望
今後は人件費削減のため無人店舗が増加すると考えられますが、申し込みの主流はインターネット上に移っていく方向です。借り入れについてはインターネットとATMはどちらも利用者を増やしていきます。特にATMは今やコンビニにも設置されていますので、更に便利に利用できるようになっていきます。返済は基本は自動引落しですが、今後はインターネットバンキングを利用した振り込みも増加傾向を示すものと考えられます。いずれにしてもわざわざ店舗に行くこと自体から解放されるわけです。