学生には貸してくれません!年収と年齢がまずチェックされます

学生がお金が必要と言う場合、本を買うあるいは学費を払うためと言うことがまず考えられます。これに加えて卒業旅行などの費用と言うこともありそうです。しかし最近では長期の不況で親の収入が減っており、生活費も足りなくなって借りなければならないような場合も出てきているようです。学費の場合には奨学金を申込めばよいですが、そのほかの費用ではそうはいきませんから、どこかの金融機関から借入したいところですが、そうはいかなくなってきています。

以前は学生向けのローンがあった

以前は多くの消費者金融に学生向けのローンが有りました。これは借入限度額は小額でしたが、金利は一般向けよりも少し低く設定するなど学生にも借りやすいものでした。これを利用して卒業旅行などに行った人も大勢いるのではないでしょうか。多くの学生は卒業すれば就職して、更に長いお付き合いをしてくれる可能性もあり、消費者金融としては悪いお客ではなかったのですが、様々な制約から今では学生がお金を借りるのは難しくなっています。

法律のよる制約が出来た

まず大きな制約として法律があります。改正貸金業法では、借り入れは総額で年収の3分の1までと言う規定が出来ています。このため、収入の無い人は当然3分の1と言われても0ですので借り入れはできません。学生の場合有ったとしてもアルバイト収入程度でしかも安定性を求められると評価は下がってしまうのが普通ですから、まず審査は通りません。アルバイトなどで大きな収入が安定してあるのであればそれを証明することが必要になります。

年齢による制約もある

学生ローンが有った時には年齢制限は18歳以上としている場合が普通でしたが、一般向けのローンだけになってしまった現在ではほとんどのカードローンは20歳以上になっています。このため年齢に限って言っても大学生活の後半にならなければ申し込みすらできないわけです。このように学生がカードローンなどを使ってお金を借りようとしても法律と年齢と言う壁が立ちふさがり、ほとんどの学生は借入することはできないと考えられます。

対策としては

生活費などどうしてもお金が必要と言うことになってきた場合には、本人が借入するのは無理ですから、対策としては、まず親に借りてもらう方法があります。親の年収が少ないと言ってもある程度は有る筈ですから、その中で返済できる範囲で借りてもらうという方法です。次に祖父母から教育資金として贈与を受けることです。孫への教育資金の贈与は税金の面でも優遇されていますので資産が有るのであれば当たってみて損はありません。

闇金を利用してはいけない

学生でも法律無視で貸してくれる金融機関に闇金が有ります。借りやすいと言って安易に借りてしまうとバカ高い金利で高額の利息を取られることになります。もちろん違法です。店構えが立派に見えても、まっとうな商売をしているとは限りません。したがって学生のうちは自分でお金を借りようというような考えは持たない方が良いでしょう。もし利用してしまったら警察に駆け込んで対応してもらう以外に、何とか出来る見込みはありません。
(⇒ヤミ金には近づいてはいけない

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