大学生のカードローン利用はまず無理!総量規制で学生ローンは消滅

日本の経済が狂い始めてからすでに20年以上が過ぎ、国民は疲弊してしまいましたが、馬鹿な経済運営の割を食っているのは大人だけではなく、その子供に当たる大学生も大きく生活が変わってしまいました。バブル時代には優雅な生活を送っていた大学生も今では親の収入が激減し学費の捻出まで四苦八苦している状態です。そこで最近まで大学生の味方だったのが学生ローンで、学生向けということで一般向けよりも金利も低めの設定でした。しかし現在ではこの学生ローンは消滅してしまいました。

何故消滅してしまったのか

近年経済状態がおかしくなって、お金を借りる人が増え、当然ですが返済できなくなってしまう人も増加しました。また法的にも上限金利に矛盾が有ったりしたため、貸金業法が改正になることになります。改正のポイントは金利の矛盾の解消と、収入が無い人には貸出さないと言う点です。もちろん学生は学業が本分であって、殆どの場合収入など有る筈はありませんから、学生ローン自体が存続できなくなってしまったわけです。これが正常な状態と言えなくもありませんが、困った学生も少なくないでしょう。

大学生はカードローンが利用できるか

そこで大学生が一般向けのカードローンを利用できるかどうか考えてみましょう。まず年齢制限です。殆どのカードローンは20歳以上となっていますので、大学生も後半になれば年齢的には利用できそうです。ただし前記の改正貸金業法によれば借入は年収の3分の1までとの総量規制が有り、収入のない学生には無理です。アルバイトで稼いでいるような人であれば可能性が有りますが、安定収入として認められる可能性は少なく、実質的に審査を通ることは難しいでしょう。

カードローンの利用は諦めよう

このような中でカードローンを何とか利用しようとして時間を使うのは無意味です。探せば借りられるところも有るかもしれませんが、そんなエネルギーは学業に向けるべきです。あまり学生の頃から消費者金融を利用することは勧められることではありません。もし学業を続けるためにお金が必要なのであれば他の手段を考えることが必要です。例えば親に教育ローンを組んでもらうことも一つの方法です。教育ローンであれば目的別ローンですからカードローンを利用するよりも低い金利で借りることが出来ます。

奨学金を狙おう

親の支援も期待できず、もし学費をカードローンで賄おうと考えているのであれば、奨学金を申し込みましょう。奨学金も殆どのものは返済が必要ですが、返済は卒業してからで良いですから、学生時代は学業に専念できます。奨学金と言うのはそういう人のために存在しているのですから、利用しない手はありません。卒業と同時に大きな負債を抱え込むことになるかもしれませんが、就職後ゆっくり返していけば良いのです。まずは学業のことを考えましょう。

遊びに必要と言う場合

学業ではなくて遊びに使うという場合も有るかもしれません。大学生時代は学業優先であるべきですが、様々な経験を積むことも必要です。羽目を外して遊ぶこともその経験の一つと言って良いでしょう。しかし遊びは自分の経済力に見合ったことをするべきです。自分でアルバイトなりで稼いだ範囲で遊べばよいのです。バブル時代の様に大きなお金が必要な遊びは今となっては浪費にしか見えません。自分の身の丈に合った遊びをして下さい。

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