利用手数料が利息より高くなる?ATMの利用には注意が必要です
カードローンは何を基準に選びましたかと聞いてみると、金利と答える人が多いでしょう。金利と言うことは要するに利息を安くしたいということになります。金利が低ければそれだけ利息が安くなって返済総額が減ると言う訳です。この返済総額と言うのは毎月返済に使うお金の完済までの合計と言うことです。ところが実際にはこの他にも金融機関にお金を払っている事があると言うことを知っているでしょうか。しかも場合によっては利息以上にです。これでは金利で選んだ意味が無くなってしまいますよね。
キャッシュカードを考えてみましょう
いつも利用しているキャッシュカードを考えてみましょう。利用している金融機関のATMの場合、所定の時間内であれば利用手数料はかかりません。しかし所定時間外になると利用手数料が発生します。利用者の方が機械を手数をかけて利用しているのに理不尽だというのはこの際考えないようにしましょう。さらに別の金融機関のATMから利用すると所定時間内でも利用手数料を取られることになってしまいます。1回105円ですから金額としては微々たるものですが、これが無視できない場合もあるのです。
カードローンの場合も同じ
カードローンの場合も同じようにATMを利用しますから、所定の時間外であったり、提携先金融機関のものであったりした場合には利用手数料が掛かることが有ります。以前は無料にしているところもかなりあったのですが、最近になって徐々に有料化が進んでおり、今後もこの傾向は変わらないと考えられます。しかも借入には返済も伴いますから、同じようにATMを利用して返済していると少なくとも2倍の手数料と言うことになります。それでも210円だろうとなどと考えていませんか。
カードローンの利息を考えよう
カードローンの利用法として最も多いパターンは給料日前になって給料日までのつなぎとして借り入れる場合です。では給料日1週間前に1万円借りて利息の節約のために給料日には一括返済したとします。自分では利息をもっとも節約したつもりになっているわけです。いま金利を年利10%として計算すると利息はこの1週間で19円です。現在の法律では以前の様に高い金利はつけられませんから、まともな金融機関を利用して短期に返済すれば大した利息はかからないのです。
利用手数料と比較してみる
この利息と利用手数料を比較してみましょう。利用手数料がいかに高いかが良く分かるでしょう。この場合たとえ10万円借りたとしても借入と返済で2度提携ATMを利用すれば、利用手数料の方が高くなってしまいます。たしかに利用手数料は微々たるものなのですが、利息よりも高い手数料と言うのも変な話だと思いませんか。したがってもし利息を気にしてなるべく利息が少ないような借り方を研究したとしても、利用手数料がそれ以上に掛かってしまっては全く意味が有りません。
利用手数料のかからないATMを使おう
現在では銀行や消費者金融の提携関係が進んで、様々な金融機関のATMでカードローンのカードが利用できて便利なのですが、小額を借りたり返したりを繰り返すような使い方では利用手数料も馬鹿になりませんから、カードローンを選ぶ際には良く利用するATMで利用手数料なしで使えるものを選ぶのも一つの選び方と言って良いでしょう。提携関係はカードローンの金融機関のホームページを見れば分かりますので、申込んでから確認するというようなことが無いようにしてください。